NBAとは?
現在日本国内のビリヤード・スポーツを統括するのは、社団法人日本ビリヤード協会(N.B.A.)です。その前身は、1926年に発足した日本撞球協会を経て、1951年に設立された日本ビリヤード協会です。
1964年NBAはUMB(世界ビリヤード連合)に加盟し、1969年にはアジアで初めて東京で「世界スリークッション選手権大会」を開催しました。この後、国内のポケットビリヤード・ブームによって、NBAの役割はさらに重要となり、併せて法人化への運動が始まります。
その後、1987年には「世界スリークッション・ワールドグランプリ」を東京で開催するなど内外へのアピールを高め、ついに1990年10月、文部省より社団法人の認可が日本ビリヤード協会に下されました。同時に、三笠宮寛仁親王殿下を総裁に戴き、現在では国内のポケット、キャロム、スヌーカーの各ビリヤード団体が全て加盟し、文字どおり日本のビリヤード・スポーツの最高機関として活動を行なっています。
また、1996年にはWCBS(世界ビリヤードスポーツ連合)がIOC(国際オリンピック委員会)より、オリンピック・ファミリーとして認められ、1998年のアジア競技大会にはビリヤードが正式種目として参加。ここで金メダル1個、銀メダル2個、銅メダル2個という好成績を治め、JOC(日本オリンピック委員会)からも高い評価を頂きました。これ以降の国際大会としては、2001年のワールド・ゲームス秋田大会での参加が決定しています。これらの世界的なビリヤード・スポーツの広がりによって、これからNBAの役割はますます重要なものとなっていきます。
2005年にJOCの加盟団体になり、国内ビリヤード・スポーツの前途も洋々のものがあります。現在は加盟順に(公財)日本レクリエーション協会、(NPO)日本ワールドゲームズ協会、(公財)日本アンチ・ドーピング機構、(公財)日本オリンピック委員会、(一社)日本スポーツフェアネス推進機構に加盟しており、競技スポーツ・生涯スポーツ両輪において着実に前進しなければなりません。NBAはこうした諸々の点に留意し、社会的なスポーツ団体として発展していきます。